安心・安全の治療を心がけ、真心をもって接しております。
透析療法について
腎臓の働きが低下して、血液を自分で浄化できなくなり、水分・老廃物・電解質などの調整が十分にできなくなった状態が腎不全です。糖尿病、慢性糸球体腎炎、高血圧などの原因から腎不全に進展した場合は、腎臓の機能を補うために透析治療が必要となります。
透析治療を必要とする方は年々増加しており、2014年度で32万人を超え、いまや国民の400人に1人が受けている治療となっています。
血液透析について
血液を体内から取り出し、血液透析器(ダイアライザー)を通して血液中の老廃物や余分な水分を取り除き、浄化された血液を戻す方法です。 血液を体外に取り出すためには、腕の静脈と動脈をつなぎ合わせたシャントが必要となります。また、血液透析は通常1回3~4時間の治療を週2~3回行います。
当医院の特徴
- 伊東地区では唯一、夜間治療を実施しております。日中、お仕事をされている方も安心して治療が受けられます。
- プライバシーに配慮した全29床。各ベッドにはテレビが1台ずつ設置されています。
- 臨時透析は随時受付しております。ご旅行やご出張の際は、ぜひご利用ください。
- オンラインHDFを導入。HDFとは血液透析にろ過を加えた治療法で、近年注目を集めています。(※)
(※)HDFにはオフラインHDFとオンラインHDFの2種類があり、補液バックに入った薬剤を補液として使用するオフラインHDFに比べ、透析液をそのまま補液として使用するオンラインHDFではろ過するために足される補液量が大幅に多くなることから、多くろ過をかけることができ、より多くの老廃物を取り除くことができます。
PTA(経皮的血管形成術)
PTAとは現在、経皮的シャント拡張術と言い、先端に風船(バルーン)のついたカテーテルをシャント(内)の狭くなった部分(狭窄部分)に進め、そこでバルーンを膨らませることによって狭窄部を拡張する方法です。
当院では透析シャントPTAを行っています。透析シャントは時に閉塞や狭窄をすることがあり、閉塞または狭窄が高度になると透析ができなくなってしまいます。これまではシャントを作り直したり、外科的に血栓を除去してきましたが、当院にてPTAを行うことにより、一度作ったシャントを長期間使用することができます。
臨時透析について
お問い合わせ下さい。
当医院では、旅先や出張先でも安心して血液透析が受けられるよう、臨時透析を随時受け付けております。
伊豆方面へご旅行やご出張の際は、ぜひお気軽にご相談ください。
ご予約方法
お電話にてご予約してください。
※ご予約後、かかりつけ医院より透析内容に関する情報をFAXにてお送りいただき、その指示に基づいて透析を行います。
臨時透析を受けられる方へ
透析室のご案内
外来正面入口より入りスリッパに履き替え、必ず受付にお寄りになり事務手続きを済ませてから、受付右手奥のエレベータにて3階までお越しください。(夜間透析の方は、外来裏玄関をご利用ください。)
エレベータを出て右側通路に更衣室、左側に透析室入口がございます。
透析室入室の際は、透析室用スリッパにお履き替えください。
透析を受けるにあたって
●必ずお持ちいただくもの
- 保険証
- 障害者手帳
- 特定疾病証書
- 後期高齢者医療費保険証など
- 止血ベルト
- 寝間着(パジャマ)
- タオル1枚(枕カバー用)
- バスタオル1枚(ベッド用)
- 透析前後に服用されている内服薬等
●更衣室 男女各更衣室に臨時ロッカーがございますのでご使用ください。
尚、鍵がかからないため貴重品はお手元にお持ちくださるようお願いします。
●お車で来院される方は、アクセスマップページにて駐車場所をご確認ください。
透析前の注意点
●透析室へ入室されましたら手洗いをし、体重測定を行ってください。ベッドまでご案内いたします。
準備が整い次第、穿刺となります。
●体調の変化やご質問、臨時に与薬を希望される方は透析前に看護師にお申し出ください。
●透析中、または食事時に内服するお薬がある方は必ずご持参ください。
透析標準スケジュール
主な設備
人工透析:29床(各テレビ、イヤフォン装備)※オンラインHDF1床。